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他社POSレジ導入店でも予約・注文・会計の一連フロー効率化「Airレジ オーダー セルフオーダー for POSレジ」予約管理・台帳アプリ『レストランボード』とも連携

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)が運営する、飲食店の業務をカンタンにするオーダーシステム『Airレジ オーダー』は、他社POSレジと連携できるサービス「Airレジ オーダー セルフオーダー for POSレジ」内で、本日7月10日(月)より予約台帳アプリ『レストランボード』も利用可能になったことをお知らせいたします。この連携により、来店客自身がテーブルから注文した内容がそのまま会計に反映される従来の機能に加え、テーブル状況が『レストランボード』に反映されるようになります。これにより予約・テーブル管理・注文管理・会計までのフロア業務を一気通貫で対応できるようになります。『レストランボード』との連携により、「Airレジ オーダー セルフオーダー for POSレジ」 の導入数拡大を目指します。

『レストランボード』の連携イメージ

 

1.取り組みの概要

『Airレジ オーダー』の一機能であり、来店客がテーブルから自身のスマートフォンで注文できる「セルフオーダー」は、もともとは『Airレジ』をご利用店舗のみが利用できるサービスでした。しかし、2023年2月に「Airレジ オーダー セルフオーダー for POSレジ」というサービスプランを開始し、店舗がすでに導入しているPOSレジから『Airレジ』に切り替えなくても「セルフオーダー」を利用できるようにいたしました。これにより、注文から会計までの業務フローの効率化を実現しましたが、テーブル状況の管理も同じシステム内で完結させたい要望を頂いておりました。そこで、このたび当社が手掛ける『レストランボード』と連携することで、予約から注文、会計までを一気通貫で管理できるようになります。それにより、店舗のオペレーションがより円滑になり、業務効率化が進むと期待できます。現状は、NECプラットフォームズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 執行役員社長:河村 厚男)が提供するPOSシステム「FoodFrontia」*1が、「Airレジ オーダー セルフオーダー for POSレジ」を利用していますが、予約台帳アプリ『レストランボード』と連携することでさらなる利用の拡大を目指します。

*1:FoodFrontiaはNECプラットフォームズ株式会社の登録商標です。

サービス詳細

月額固定費:1万7,600円(税込)(「Airレジ オーダー セルフオーダー for POSレジプラン」の利用料のみ)

 

2.取り組みの背景

飲食店におけるデジタルツールへの興味・関心が高まっています。2023年3月に実施した「飲食店経営者のDXに対する興味・関心と導入状況の実態調査」で、デジタルツールの導入状況を聞いたところ「既に導入している」と「導入していないが、導入を検討している」と答えた飲食店経営者は92.8%*2と9割を超えました。さらに、「いずれかのデジタルツール導入で何らかの効果を感じている」と答えた飲食店経営者は82.4%*3という結果が出ています。その背景の一つに、深刻な働き手不足が挙げられます。新型コロナウイルスの流行も影響し、飲食業界の2022年7-9月におけるアルバイト・パートスタッフのシフト充足率は48.9%*4と他の業種よりも低く、従業員やアルバイト・パートスタッフを確保することが難しい状況です。そのため労働集約型でオペレーションするには限界があり、注文アプリ、自動会計システムなどのデジタルツールの導入を検討することで、本来やるべき仕事に従業員が従事できる時間を捻出する環境をつくる必要がありました。

このように、業界全体でデジタルツールを導入し、予約・注文・会計といった店舗のオペレーションをより円滑にすることで、人手不足や物価高騰の影響に悩む店舗支援を加速させたいと考えています。

*2・3:『ホットペッパーグルメ』外食総研「飲食店経営者のDXに対する興味・関心と導入状況の実態調査(2023年3月調査)」

*4:リクルート「アルバイト・パートスタッフのシフト充足率・希望シフト却下率調査」

 

3.プロダクト担当者コメント

久保田 達也(くぼた たつや)

※取材可能

株式会社リクルート プロダクト統括本部 飲食プロダクトマネジメントユニット ユニット長

『Airレジ オーダー』サービス担当者

ITコンサルティング会社で複数の大規模システム開発プロジェクトを経験後、2015年にリクルートに入社。

入社後は、ITの幅広い知識と経験を基に、飲食店向けの業務支援サービスの立ち上げなどを経験し、2020年より現職。

 

「Airレジ オーダー セルフオーダー for POSレジ」『レストランボード』の連携で成し遂げたいこと

「Airレジ オーダー セルフオーダー」は、手間・工数の削減や、売り上げの増加につながるため、2020年のサービス提供開始以来、多くの飲食店に導入いただいております。ご利用いただいている方からは“ホールスタッフの人手不足を解消することができた”、“注文を待たせることがなくなったため、注文回数が増え、客単価が上がった”、“ホールスタッフに余裕ができたため、お客さまとの会話が増え、お客さまの満足度も上がった”というお声を頂いておりました。一方POSレジを入れ替える導入ハードルにより、導入を断念される方もいらっしゃったため、レジを入れ替えることなく『Airレジ オーダー』を利用できるよう「Airレジ オーダー セルフオーダー for POSレジ」を開発しました。今回はさらに「Airレジ オーダー セルフオーダー for POSレジ」と『レストランボード』とを連携させることで、予約管理から注文管理および会計処理を一気通貫し飲食店の業務効率の改善が期待されます。

深刻な人手不足や物価高騰の影響など、課題が多い飲食業界において、飲食店のDX推進の重要性は高まっています。『Airレジ オーダー』『レストランボード』を通じて、飲食店のDX推進を加速させる一助となりたい、社会の利便性を一段と向上させたいと考えています。

 

4.『Airレジ オーダー』について

『Airレジ オーダー』は、飲食店の業務をカンタンにするオーダーシステムです。新人スタッフでも直感的に操作でき、初日からミスなく業務ができます。注文業務の手間が軽減されることで、お客さまへのおもてなしに注力できるようになります。 私たちは、2018年4月、注文・調理・配膳をカンタンにするオーダーエントリーシステム『Airレジ ハンディ』の提供を開始しました。テイクアウトやデリバリーなど、新型コロナウイルス感染症の拡大をきっかけにニーズは多様化し、これまで以上に飲食店の業務は複雑になりました。店内や店外、先会計や後会計など、複雑化する注文業務もカンタンに扱えるサービスを提供していきたいと考え、2022年2月『Airレジ オーダー』にサービス名称を変更しました。居酒屋、レストラン、カフェなどさまざまな業態の飲食店で導入されています。 スタッフが注文を受ける「ハンディ」、お客さまのスマホからいつでも注文できる「セルフオーダー」、提供遅れの防止に役立ち、先会計注文にも対応した「キッチンモニター」など、『Airレジ オーダー』はお店のオペレーションにあった機能を組み合わせて使い始めることができます。導入したお店からは、「飲食店でのアルバイト経験がないスタッフでもその日から使える」「オーダーミスが劇的に減った」「調理や接客に集中できるようになった」などの声を頂いております。 『Airレジ オーダー』も含む『Air ビジネスツールズ』では、予約・受付管理、会計、決済から人材採用、シフト管理、資金調達や請求書管理まで、事業運営のアナログな業務にかかる、手間、時間、コストを軽減できます。 私たちは、事業を営む皆さまの「思い描く事業運営や自分らしいお店づくり」を、これからも支援し続けます。

『Airレジ オーダー』について https://airregi.jp/order/

『Airレジ オーダー』の「セルフオーダー」について https://airregi.jp/order/selforder/?ref=top_spo

 

5.『レストランボード』について 

0円からカンタンに利用できる集客と接客に効く予約台帳アプリで、飲食店の予約、空席状況、顧客情報を一元管理することができるアプリです。必要なのはiPad、 iPhoneのいずれかとインターネット環境のみで、紙で予約台帳や顧客情報を管理する必要はありません。お店の状況を一目で把握することができるため、店舗がより大切にしたい「おもてなし」に十分に力を注ぐことができるようになります。ネット予約可能店舗数No.1のグルメサイト*『ホットペッパーグルメ』とも連携しているため、予約情報が自動的に反映されるなど外部連携機能も充実しています。また、『Airレジ』『Airレジ オーダー』と一緒に使うことで、予約・来店情報と注文情報、会計情報を連携することができるので、店舗のオペレーション向上につながります。

*:2022年6月時点、および2022年11月時点(株)東京商工リサーチ調べ

『レストランボード』について https://airregi.jp/restaurant-board/

 

 

▼リクルートについて

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